ベテルBC 2018年サマースクールの報告

ベテルBC 2018年サマースクールのご報告
合同日曜礼拝の記事はこちらから。

◆ベテルBCでは7/27からサマースクールが催され、今年は聖書から「モーセの生涯」を取り上げ、地域の子どもたちにキリストと福音をお伝えしました。その最終日の日曜礼拝にお招きいただき、当教会と合同で神様を礼拝いたしました。
*会場はベテルBC ( 埼玉県さいたま市岩槻区宮町2丁目13−5 )

 また、午後はハレルヤフェアと称し、子どもたちが練習してきた劇や歌を披露しました。また信徒や神学生が一生けん命準備した楽しいゲームでおもいっきり汗を流し、プログラムの合間には教会で用意されたお菓子や飲み物をおいしそうに頬張ります。笑顔いっぱいのひと時でした。

 また、軽井沢を拠点に活動する宣教団体「SYME」のスタッフ4名が加わり、準備にあたる3名の神学生を支えつつ、楽しいイベントが出来上がりました。当日は台風接近の影響が心配され、時折雨が激しく降ることがありました。しかし神様に守っていただき、お昼近くにはすっかり晴れて普段以上の暑さに。入道雲と青空の下、涼を求めて子どもたちは水浴びし、最後まで楽しんでいたようでした。
 
聖書アイコン


 最後に私共にとっても、信徒同士のチームワークなど学ばせていただき、またベテル兄姉の皆様から多くの励ましの言葉をいただき感謝でした。どうか神様が子どもたちの柔らかな魂をとらえてくださり、イエス様を個人的な救い主として信じることができるように。


◆日曜礼拝メッセージのご紹介
「生ける水に手を伸ばせ!」 小野寺望(希望の光バプテスト教会牧師)
*出エジプト記 17章1節から

1 モーセの生涯 【 出エジプト記の文脈の再確認 】
(1) ユダヤ教にとって:旧約聖書(5書)の記者、解放者、偉大な預言者。アブラハムに次ぐ英雄、「モーセの弟子」という民族的・宗教的な誇り。

(2) 生涯:80歳で神の召しを受け、活動開始(出7:7、使徒7:23・30)。120歳で召天。モアブの地、ネボ山・ピスガの頂にて(申31:2、34:7)  *出エジプトの出来事は前1445年頃(1列6:1には神殿建設着手の480年前)*カデシュ・バルネアの出来事の時には85歳(ヨシ14:10)

(3) モーセが導く民:200万の民を組織化(出12:41)〈4ページの地図参照〉
(4) 聖書の取り扱い:「モーセ」817回(旧約:733回、新約:84回)※内訳の一部:出279回、レビ79回、民225回、申36回・・・従って、彼の生涯について知りたいならば、上記4書を中心に読み解くのが良い。

2 出エジプト記を読む前に心得ること
(1)5書の関連性:モーセ五書は本来は一貫した書であり、文脈で理解する。

(2)タイトルからの誤解:出エジプトという出来事は重要であるが、それだけが本書の主たる内容ではない。前半のハイライトである出エジプトを(受洗)と例えるならば、後半はシナイ山で律法を受け(神を知る)、幕屋で礼拝が運用される(神との交わり)と3区分で理解できる。それぞれが重要である。

◆ このメッセージのアウトラインとゴールの紹介
1 現代の人々にとってモーセとは・・・(1)ヘブル語聖書のタイトル「シェモット」の再評価。(2)全人類の置かれた悲劇的な状況。

2 「岩」が指し示すメシア(救い主イエス)・・・*全人類がメシアから飲むべき「生ける水」。
◆ このメッセージは、出エジプト記を読む意味を再確認し、救い主キリストの生ける水の尊さを学び、受けるようお勧めするものである。

Ⅰ 民の試み:不満と不信仰 (1~4節)
(1)つぶやき(不満)に至る文脈 「飲む水をください」。①マラ(「苦い」の意・訓練) ②エリム(「なつめやし」の意・祝福) ③シンの荒野(「肉が食べたい」;つぶやきへのマナの供給)

*荒野の旅は、【主】がご自身の民を訓練する学校。レフィディムは試練の場。マラ、シンの荒野を経て、つぶやきが争いに、関係が悪化している。

(2)真のリーダーを見失う民
①モーセの回答:「なぜ私と争うのですか」→本当のリーダーは【主】である。「なぜ【主】を試みるのか」→モーセへの不満は神への罪に。*【主】が本当に自分たちを守ってくれるのか、という疑いから暴徒化寸前。


Ⅱ 神の応答:励ましと恵み(5~6節)
(1)【主】による励まし
 ① モーセへの励まし:「民の前を通り…」→身の安全の保障を約束した。② 奇蹟の準備:「長老たちを連れ…」→モーセを通して起こる奇蹟の証人。③ 民への励まし:奇蹟(ナイルを血に変えた)の「杖」から希望を与える。

(2)【主】の命令と恵みの供給
 ① 「岩」を打て(打つ場所は【主】の栄光が示してくださる) ② 「岩」とは岩盤であり、主は地下水が流れる場所とタイミングを指し示した。 ③ 詩篇78:15-16 「深い水からのよう」「数々の流れ」「川のように」溢れる水は【主】の恵み。多くの民や家畜を渇きを潤すのに十分。 

Ⅲ 名の記念:試みと争い(7節)
(1) 記念として二つの地名を与えた(モーセが命名)
 ① マサ(「試み」の意) ② メリバ(「争う」)  ② 民数記20章の「メリバ」は、38年の放浪後のカデシュ・バルネア(ツィンの荒野)での出来事・・・民の本質はほとんど変わっていない。

◆ 結 論:すべての人に必要な、渇くことのない生ける水を
1 現代の人々にとってモーセとは・・・ (1)ヘブル語聖書のタイトル「シェモット」の再評価。「さて、これらが名」の意。創世記のヨセフ物語以来、430年が過ぎた。今はエジプトで奴隷。神の契約はどうなったんだ!という緊張感がある。契約を受け継ぐ系図が記され、そこに新たな「解放者」の名が加えられる。

(2)全人類の置かれた悲劇的な状況。出エジプト記は、エジプトからの解放物語。しかし、また聖書全体からその他の「解放物語」の型(タイプ)でもある。例を挙げると・・・

*世に生きるすべての人が、神にと言い争う者であり、試みる者である。

2 「岩」が指し示すメシア(救い主イエス)
*「岩」が象徴的に使われる場合、常にメシアを指す。
*「世」の渇きに潤いを!メシアが与える「生ける水」を! ★ヨハネ4:13-14



ベテルBC2018サマースクール②
ベテルBC2018サマースクール①
ベテルBC2018サマースクール③
ベテルBC2018サマースクール④
ベテルBC2018サマースクール⑤




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