ハロウィンの起源とキリスト教会

ハロウィン in 多摩センター ~ 教会として・・・

 コマーシャリズムに乗ってすっかり国民的行事になったハロウィン。10月最終週にはテーマパークなどでは仮装イベントが催され、経済効果もクリスマスに次ぐまでなったようです。賛同する教会もあるために「聖書に書いてある」と誤解されている方もおられるでしょう。特にアメリカでは「自分の子どもにこの祭りに参加させて良いか」問題になるようです。

◆祭りの経緯と異教的側面
 キリスト教のすべての聖人の祝い(聖書的根拠は全く無し)ともいわれますが、約2000年前の古代ケルト人の祭り「霊幽祭」「帰霊祭」が起源と考えられます。ケルト人の信仰では、10月31日に死者の霊が帰ってくると信じられていました。また、それらの霊に交じり、悪霊や魔女たちも一緒になって街に集まってくるとも考えられました。

 さて、そうなると街は霊やお化けだらけです。日本のお盆は先祖の帰りを楽しみに待ちますが、ケルト人たちはそれとは反対に恐れを抱き、災いが自分たちに降りかからないように霊たちをもてなしました。また仮装をして身を守り、魔よけのためにかがり火を焚いたようです。従ってあのかぼちゃのランタン(ジャックオーランタン)には異教的な意味を含みます。

 聖書はオカルト的な思想や習慣を禁じます。悪霊の追い出しや、魔女の存在といったような異教的な意味合いのものが、この時期の人々の心を大いにとらえました。聖書的死生観を土台としないハロウィンを危険と評価するのは、クリスチャンとしては当然のことです。

ハロウィンに異教的意味はない!?
 次いで、ハロウィンをポジティブにとらえる意見を紹介します。初めに「聖人のお祝い」と申し上げましたが、たまたま日付が近かったことで、教会の歴史の中で次第にハロウィンと融合してゆきます。しかし「悪霊が帰ってくる」というおどろおどろしいイメージはなくなりませんでした。

 さて現代のハロウィンは、元々の宗教的由来とは無関係に「子どもたちが楽しむ祭り」となっています。子どもたちは、さまざまな姿に変装して家々を訪ね歩き、「トリックオアトリート」と声をかけキャンディを貰います。ハロウィン自体に宗教的な意味合いはないと、考える訳です。
 
 この両者のバランスから、聖書的にはグレーゾーンであるという評価もあります(ロマ14:1-2)。

◆ローマ・教会によるケルト人への政策
 「おどろおどろしい側面がなくならなかった」という点について少し補足させてください。古代のヨーロッパにはケルト人という民族が多くを占めてましたが、ローマ人たちが攻め込んできて征服されます。

 イスラエルから生じた神の言葉と教会は迫害を受けながらローマに拡大し、コンスタンチヌス帝の時代に国教(313年ミラノ勅令)となりました。ローマ人たちはケルト人たちの信仰を取り込み、キリスト教と融合させた教えを作ることで彼らのご機嫌をとり、信仰を押しつけました。

 教会はこの時代、国家と融合することで保護を受けながら成長しました。しかし一方で政治的意図に左右され、堕落し、やがて本来の信仰から大きく道を踏み外すことになります。

◆結論 私たち(希望の光バプテスト教会)はどう評価する?
最後に、ハロウィンについてまとめますと・・・
・起源はケルト人の霊幽祭(非聖書的死生観)。
・教会の行事「聖人の祝い」(聖書的根拠なし)と融合。
・教会の伝統の中で支持されつつ、おどろおどろしいイメージはそのまま残った。
・今日は宗教的意識は薄れ、おどろおどろしいイメージ+仮装パーティの要素。

 私たち(希望の光バプテスト教会)としては、ケルト人の祭りに関しても、教会の伝統の中で生まれた「聖人の祝い」についても、聖書的根拠を見出せません。決して聖書は十把一絡げに「異国の祭りを祝うな」と言っているのではありません。しかしハロウィンについて、起源である霊幽祭には宗教的な意味があり、非聖書的な死生観を土台にしている点をおさえましょう。

 今日、祭りを楽しむ人々の意図に宗教的意味はないといいますが、今も残るおどろおどろしいイメージ、魔女やハロウィンのランタンには異教的な意味合いがあります。

 以上、結論として個々人が楽しむ点については異教的な影響を極力排除することを条件にグレーゾーンと理解しつつも、私ども教会の公の立場としては、ハロウィンには積極的に関わらないというポジションを取らせていただきます。多摩センターでは盛大にハロウィンが祝われますが、霊たちを導くかぼちゃのランタンの光よりも、むしろ人々を導く希望の光「キリスト」を見上げ、あかししてゆきたいのです。
ハロウィン
2016.10.29「ハロウィン in 多摩センター 2016」より
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